自宅で復習&上達したい方
マノとブラソの動かし方
こんにちわ、サチです^^
マノとブラソの動かし方、カッコいい手の動きなどを2部に分けて説明しています。
Part1はコチラになります。
>>マノ【Part1】(手)とブラソ(腕)の動かし方
Part1からお読みいただくとわかりやすいかと、、私の備忘録も兼ねていますので、上級者の方は参考にならないかもしれません^^;
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ブラソはヒジを強調する事が大事
ヒジを強調したブラソは、非常に鋭角になりフラメンコ演舞独特のカッコいいフォルムになります。
ブラソ(腕)を動かす際に大事な事は、 『腕を上げる時は必ずヒジから上げる。手首はヒジについていき、指先は最後に上げていく事。』 という部分です。
反対に下ろす時は 『指先から下ろしていき、ヒジは最後』という風にします。つまり、ヒジを強調させる動きを意識すると フラメンコ独特の優雅さ、色っぽさ、そして力強さ が出るようになります。
もちろん、動き方にも変形があり、振付によっては、指から上げる、ヒジから下げるなどもあります。しかし、あくまでも基本が活きているからこそ、その部分が強調されるのです。
ですので、まずしっかりと基本を覚える事が大事です。
脇の下がくっついているとカッコ悪いので、脇の下を常にチェックしてください。ワキがくっつくとひじが自然と落ちてきますので、 小さなボールを挟んだ感覚を持ち動く事を意識しておくとヒジが自然に強調される様になります
ブラソ(腕)の周りにある空気をイメージする
腕の周りの空気を感じるとよく言われるのですが、そうすることで フラメンコ独特の優雅な動きが出来る ようになります。ポイントは『ゆっくりと粘りを持たせて動かす事』です。
ブラソには美しい動きだけではなく フラメンコ独特の重厚、セクシーな深さが必要とされていますので、しっかりと粘りがある動きがフラメンコには必要不可欠と言われています。
ポイントしては
- 上げるときは下に押さえる力、下げるときは上げる力をイメージする
- 上下、前後の拮抗する力をブラソへ与える
- 一定の速度で動かして、メリハリをつけること
という部分が大事です。ブラスで拍子を取る方がいますが、コンパスのアクセントと一緒にならないように注意が必要です。 動きが単調で幼稚になるので、ブラソの動きで覚え、コンパスの拍子を取らないようにすることが大事です。
大事なところは ブラソを一定の速度で動かしていく事。ブラソを動かそうとしている力が上下前後から働いている 事を意識することです。
フラメンコは拮抗する力を溜め込むことで爆発させるため、エネルギッシュに見えるのです。
下ろす時も 重い空気を思って、重い空気を感じながら下ろすといい感じになりますよ(^_^)
上下のちからの拮抗を実感します。練習の際には誰かに上から腕を押さえてもらうといいかもしれません。そして、その力を反抗して上に上げる。その感覚を一人でも出来るようになれば大丈夫です。
マノ、ブラソはヒジの安定がキモ
ヒジがマノの動きを受けて一緒に動くとダメです。ブラソはマノを使って一緒に連動する動きがありますが、ヒジを一緒に上下させることはNGです。
マノが動いてもいいので、ヒジをしっかりと固定する意識を持ちます。
ブラソを上げながら、また、下げながらマノを回す時も、 ヒジの高さは変化してもヒジを固定したままにします。手首と一緒に上下させないようにします。
ヒジが動きやすいポイントとしては
- 外回りの途中
- 外から内へ、内から外へと回し方が変わるとき
こういった時がありますので、この動作の時には常に意識しておかないと最初のうちは全くできなくなります。
マノが回りこんだ動きの時、最初のうちはヒジの位置が変わります。でも、マノが元に戻るまでは ヒジの位置はしっかりと固定することが大事です。
どうしてもヒジが動き『ヒジを固定する』というイメージが掴めない時は、机、ソファなどでヒジをおいてみてマノを回してみるといいと思います(^_^)私はこの練習をいつもしていました(^_^)
肩を柔軟に動かすとブラソが活きる
肩を前後、上下に大きく動かすことで、ブラソ自体の動きが活きてきます。
- 背中を動かさずに肩の部分だけを大胆に動かす
- 肩の部分にかかる負荷をしっかりと意識して動かすこと
肩を自在に動かすことで、表情豊かなブラソになりますし、フラメンコの動きにもかなりの切れのある踊りが出来ます。
フラメンコ以外の生活では肩甲骨を動かすことがないですが、 肩の筋肉が動くようになると、ブラソの表情が豊かになるので ぜひ肩の動き、肩甲骨の可動域を上げる様に普段練習してみてください。
まず、しっかりと肩を動かし、肩の筋肉に神経を集中してみてください。背中を動かさずに、上下、前後、左右ギリギリの所まで持っていくことで、粘りが出てきます。
その時、肩に重い負荷がかかる様なイメージを持つ。
肩だけを部分的に動かしてみてチェックしてみてください。可動域を広げるストレッチも普段することで段々と肩甲骨の筋肉が剥がれてきますので、神経が通うようになります。
肩、ヒジ、手首を連動させる
また、肩、ヒジ、手首をしっかりと連動させることでことで流暢で女性的な美しくセクシーなブラソになります。
動かし方としては、 肩、ヒジ、手首、指先を波打つ様に動かすといい ようです。でも、これが難しい(T_T)
イメージとしては 腕がロープの様にぶらぶら する感じで。
初心者が出来ないのは、脱力ができていないからで、まずは 余計な力をかけないことが第一となります。しなやかなフラメンコを踊るためには、まずは余計な力を抜くことが大事です。
肩から動きはじめ、ヒジ、手首をついていくイメージを持つとうまくいきます。
肩が動き始めると、 ヒジが一緒に動いてしまうので、必ずヒジを残して肩だけが動くように注意して起きましょうね(^^)
横から鏡で観て動かす練習をするといいと思います。
ブエルタの時にブラソ(腕)が近道を通らない様に意識
ブラソの動きを最後まで維持することが大事です。 ブラソは大きなプロペラのイメージ で動かしていきましょう。
上体を傾けながら回転するケブラータの時、意識していない場合はかなりブラソが小さくなってしまいます。回転するときは一瞬のうちに動きが流れるため、動きを分解してポイント毎にチェックする癖をつけておきましょう。
回転することをブエルタといいますが、初心者の私達は回転ばかりに気をとられるために、ブラソまで手が回らないというのが正直な所です。
しかし、フラメンコを綺麗に、セクシーに踊るためにはブラソを意識する必要があります。 ブエルタも踊りの一部ですので、ブエルタの時も美しいブラソを心がける気持ち を持ちましょう。
特に回転の途中でブラソが小さくなり縮むことが多いので、注意して常に意識しておきましょう。
回転の最初でとったブラソの長さを、回転が終わるまで維持する様にしましょう。ブラソを大きく使った回転は観るものを魅了します。
近道を通らずに、しっかりと軌道を意識して通らせる。大きな軌道を維持したまま回転させていきます。
フラメンコ