フラメンコ 踊り方

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自宅で復習&上達したい方

フラメンコの基本

こんにちわ、サチです^^

 

フラメンコの魅力ですが、やはり音楽と綿密につながっている所だと思います。色々な踊りがありますし、もちろん全てが音楽とつながっているのですが、フラメンコは特に音楽とつながっている舞踊だと言われています。

 

 

私たち踊り手は、出来上がりの音楽があり、それに乗せて踊っていく訳ではありませんよね。歌い手、そして、ギタリストと一緒にその場の雰囲気などを感じながら 一体化して音楽を作っていくものです。(というよりも、そういったステージで無ければ観客を感動させることは出来ません)

 

 

カンテ(歌い手)、ギタリスト、そして私たち踊り手が、 フラメンコのリズムパターンのコンパスを共通言語 にして、そして一緒に音楽を構築していく所にフラメンコの難しさがあるし、また、フラメンコ舞踊の魅力が隠されています。

 

舞踊は音楽を具現化、視覚化したものと考える

 

フラメンコは音楽を視覚化したものと捉えます。サパテアードから始まり、全てにおいて音、リズムの反応から出来ています。

 

 

つまり、舞踊は踊り手、弾き手が一体になって、一つの表現として具現化するものとして捉えるべきです。

 

 

自分一人で踊っているという感覚を無くすことが大事です。 振りばかりに気を取られてしまうため、最初は余裕が無いかもしれませんが、練習の一つとして、踊りをせずに曲だけを聴くのも効果的ですよ^^。

 

コンパスを共通語にする事で呼吸をはかることが出来る

 

コンパスとはフラメンコのリズムの事です。曲種でそれぞれのコンパスがあります。そして、カンテ、ギタリスト、踊り手が一緒になってウネリを作っていくためには コンパスを共通語 にするという所を意識する必要があります。

 

 

普段の練習でしっかりとコンパスを意識しながら、常に1人で踊っているという感覚を無くし、カンテ、ギタリストと一緒に作り上げていくというイメージを持つ。これが大事です。

 

 

コンパスを共通語にすることで、ベクトルを合わせて同じ方向性になり、お客さんを感動させるステージを作る目標を持ちます。

 

フラメンコではアイコンタクトは重要

 

既存の音楽で踊りを踊るのであればマニュアルどおりで問題ありませんが、カンテ、ギタリスト、踊り手、それぞれライブでは変化しています。

 

 

一曲の中でも、フラメンコではテンポやノリは変化していきますので、コンパスを共通語にして、常にカンテ、踊り手、ギタリストは意思疎通を図りながらステージを作っていきます。

 

 

ですので、歌、ギターの強弱に合わせて踊り手も、振り、ブラソ(腕)なども大小の強弱を作っていきます。つまり、ギターや歌に合わせて踊りのテイストも微妙に変化させていく必要があります。

 

 

こういった所の微妙なステージでの変化をうまくやるためには アイコンタクトが重要 であり、常に三者がお互いを意識して曲を作っていく必要があります。

 

 

私たち踊り手は、 常にミュージシャンとの会話を身体とアイコンタクトでする必要があるのです。踊り、振付だけに目がいく、気が行くと出来ないことですので、経験を積みながらやっていく必要があります。

 

全て調和が大事、歌やギターが消えるような音を出さない

 

カン違いしている(私がそうでしたが、、^^;)事が多いと思いますが、フラメンコは踊り手が主役ではありません。これは踊り手、そして観客の方も勘違いしていることもあるくらいです。

 

 

しかし、このページで伝えているように、カンテ、ギター、そして踊り手の三者が コンパスを共通語にして作り出す空間 がフラメンコなんです。

 

 

この3つが重なることが出来て、初めて一つの空間を作ることが出来ます。

 

 

それぞれに見せ場があります。歌振り(歌の入った振り付けの部分)やファルセータ(ギターのメロディ)や、それぞれの特徴があるものが出てくる際には、踊りもその世界に心を重ねて踊る様にします。歌、ギターの邪魔をしてはダメです。

 

フラメンコではカンテの希望者が増えている??

 

私は踊りですが、最近の日本でもカンテ(歌い手)の希望の方が増えているようです。カンテ愛好家と呼ばれる方も多く、また私たちの様に踊り手からカンテへ興味を持ち転向という方も多いようです。

 

 

カンテ、ギター、踊り手は三位一体で協力してステージを作るのがフラメンコでは当たり前ですので、カンテの内容、そして、どういった背景があるのかを知ることは、つまりカンテへの興味が湧いてくるという事になります。

 

 

踊り手としてカンテを知ることは凄く大事だと言われています。カンテを踊るという言葉は、究極のフラメンコの最終系なのかもしれません。

 

 

カンテの意味、そして骨組みをしっていくという事は、踊りでも差が付く事なのかもしれません。カンテ自身ちんぷんかんぷんであれば、当然、歌の内容なども響くことがありませんので、呼吸、本質を理解することが出来ません。

 

 

振りが同じでも、 カンテをしっかりと把握している場合、そうでない踊りでは、フラメンコ舞踊自体の厚さが全く違うと私は思います。私も結構カンテを知らない時期がありましたので、しっかりと勉強する事が大事です。

 

 

なんかフラメンコの踊りに愛着が湧く、そして、カンテ、ギターと一緒になって盛り上がるには、やはりカンテをしっかりと理解しておく必要があると思います。私はフラメンコが大好きなので、暇があればYou Tubeで色々と動画を見てカンテを出来るだけ触れています。

 

 

変な適当な発音なのかもしれません(笑)、でも、それでもフラメンコの文化に触れることは出来ます。いずれにしても、フラメンコとはどういった事が大事なのかを理解しておく事が大事だと思っています。

 

 

カンテを習いたいという方であれば、私たちのように踊りの練習をする必要がないかもしれませんが、踊り手にしても、カンテを理解することが大事です。

 

フラメンコ

自宅でもフラメンコを覚える事が出来ます