自宅で復習&上達したい方
踊りを活かす小物、衣装について
こんにちわ、サチです^^。
フラメンコの衣装や小物について。私もある程度踊れるようになってくると、衣装、小物選びが楽しくなってきました^^。もともとフラメンコのステージを観て感動したのがフラメンコをはじめたキッカケですが、その時感動した理由は 踊り手がかっこ良かったから だと思います。
だからこそ、覚えていないにしても衣装や小物が感動した原因なのは間違いない部分だと思っています。ですので、このページではフラメンコ演舞に必要な衣装、小物について書いてみたいと思います。
勿論ですが、 フラメンコの衣装や小物を活かすのも全ては踊りです。基本をしっかりと覚えて踊りを活かせる衣装や小物を自分らしく選んでいってくださいね^^。
衣装選びは曲のイメージを大事にする
フラメンコの衣装選びで大事な事は 踊る曲調やテーマに合っている事です。暗い曲であればダーク、クロなどの色。そして明るい曲であれば派手は明るい色を選ぶのがセオリーです。
つまり、ギター、歌い手、踊り手が三位一体となる舞台で、更に服の色も加えること、 自分の気持ち、歌のテーマが分かる 事が出来るのが衣装の役目だとも言えます。
伝統的なスペインの文化、そういったものも勿論フラメンコ文化に根付いています。そしてそれが衣装に反映されている部分もありますが、それに囚われるべきではありません。
衣装も大事な自己表現ですので、大胆に自分の好きな衣装をしっかりと選ぶ事が大事です。自分で選んだ服というのは楽しいものです。
いい衣装は踊りやすいもの
デザインに凝っているものを最初は選びがちです。しかし、フラメンコで衣装を活かすのは 踊りが完全に出来ている 事が大前提です。
ですので、踊りを邪魔する様なデザイン、動きにくいデザイン、サイズが合っていないなどが無いようにする必要があります。 肩、腕の部分が動かしやすいか、ファルダ(スカート)はしっかりとキレイに舞うのか?こういった所をチェックしておく必要があります。
フラメンコの定番として有名なのは、ドット柄でフリル付きのものです。こういった衣装はフラメンコでは定番ですのでしっかりと押さえておくべきです。
ドット柄の衣装は、 フラメンコ独特の華やかな曲、ヒターノ的な曲 で着ることが多くて、伝統的なものであれば袖が付いています。
ちなみに男性の定番は闘牛士の衣装です。
フラメンコの舞台でよく見る、バタ・デ・コーラと呼ばれる 床に裾が長く引きずっている衣装 があります。
機能性という面で、 衣装に負けない堂々とした踊りが出来る事が前提 ですが、魅せる踊りという面ではかなりのインパクトがあります。
これを使いこなすことが出来れば、長い裾を身体の一部としてさばく姿はすごくセクシーで大胆な踊りをすることが出来ます。私の先輩がバタ・デ・コーラを使って踊ったことがあるのですが、感動でボロボロ泣きました(笑)
シギリージャ、アレグリアスなどで踊られることが多いです。
その他、シーショと呼ばれる小さなショール、ラインがスッキリしたものなど、フラメンコでも新しい流れの衣装も出てきていますので、常にアンテナを張って取り入れられそうなところは積極的に取り入れるといいと思います。
フラメンコの小物
フラメンコ舞踊に欠かせないのが小物。小物に踊らされる場合もありますが、、^^;でも、しっかりと基礎を学んでいれば小物を活かすことが出来ます。
カスタネット、バストン(杖)、アバニコ(扇子)、コルドベス(帽子)、マントン(大きなショール)などがあります。
小物を活かす踊りを覚えること、表現力を上げることで、更に表現力が上がります。
フラメンコの小物を活かすのはブラソ(腕)
どの小物にも言えることですが、小物を活かすのは ブラソ(腕)の使い方 です。ブラソ(腕)を優雅にスムーズに動かす事が大事です。
どの小物でも 直接ブラソ(腕)と連動している為、ブラソ(腕)の動き次第で小物を活かすも殺すも出来るのです。
最初から動きがスムーズになることはありません。いつもの練習の際、小物を持っているつもりでブラソ(腕)の練習に取り組んでみてください。
パリージョは、単音と連続音を駆使するために使える小物です。この小物があることで音楽的な彩りを加味してくれます。
パリージョは、民謡曲のセビジャーナスからシギリージャまで幅広く使われます。
バストンは床に打ち付けて、打楽器的なイメージで使う小物です。
ドチラも打ち出すリズムに振り引っ張られる事が無い様に、しっかりと意識して気を付けてみましょう。
カラコレスやアレグリアスなど、明るい曲で使われるアバニコやコルドベスは、女性らしいセクシーな雰囲気を醸し出すには必要な小物です。
コルドベスは粋な女性を演出してくれますし、ガロティン、タンギージョなどの比較的軽めの曲で使うとアクセントになります。
勿論ですが、ブラソ(腕)を使いこなせる事が、アバニコ、コルドベスを活かすことに繋がります。
マントンは、両手に持って大きく振り回す、身体に巻きつけるなど、非常にダイナミックな踊りを演出するのに効果的です。
腕だけで振るのではなく、 振り回す時は、身体の軸をしっかりと保ち、空を切るように旋回 させるのがコツです。
うまくなるとマントンの動きでコンパスを表現できる様になります。
フラメンコ