フラメンコ コンパス感覚 ハレオ カンテ

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自宅で復習&上達したい方

フラメンコのスキルを上げる為に意識すること

こんにちわ、サチです^^

 

今日は、コンパス感覚を養う方法、ハレオを身につける、そしてカンテを理解するメリットなどを書いていきたいと思います。

 

コンパス感覚を身につける方法は、パルマの練習でも出来る

 

パルマとは手拍子でリズムを取る事を言います。ギター、カンテ、踊り手をまとめる為の重要な要素となります。パルマが打ち出していくリズムを元に、 フラメンコではノリを作っていく 為に、大事な部分でもあります。

 

 

パルマがしっかりと出来ていれば、踊る際にもリズムを保持出来ます。

 

 

ですので、私たち踊り手は パルマでコントラティエンポ(裏打ちリズム)の感覚を掴んで、コンパス感覚を磨く事が大事になるのです。

 

 

自分の出番でない時でも、ステージを盛り上げるためにパルマをしっかりと練習する事が大事です。

 

パルマはまとめ役、リズムの基盤を作る

 

カンテ、ギター、踊り手の三位一体で大きなウネリを作る際、リズムの基盤を作るのがパルマです。ですので、それぞれの 曲の構成を理解して、そこで呼吸を感じ取る必要があります。

 

 

呼吸を感じ取ることが出来なければ、イイ感じの時にパルマは打てません。

 

 

まず、メトロノームなどを使って、しっかりとパルマの練習をする事を意識してください。音をしっかり聴くことで、コンパス感覚を養う事が出来ますので、経験を積む事を意識してください。

 

2種類の音を組み合わせる

 

パルマには 『セコ(乾いた高い音)』と『ソルダ(こもった低い音)』 があります。

 

 

それぞれに役目があるので、通常はこの2種類を分けて使います。

 

  • セコ:全体で盛り上がる時
  • ソルダ:歌やギターを邪魔しない時

 

この2つの音を組み合わせてしっかりと分けて打っていきます。当然ですが、全体を把握しておく必要があります。

 

リズムに慣れるとフラメンコの本質が分かる

 

フラメンコは裏打ち、コントラティエンポが重要です。仲間と裏と表の拍子を叩き合って、コントラ(裏打ち)を身体に叩き込む。

 

 

フラメンコは本来生活の中から産まれてきたものです。

 

 

スペインではフラメンコ好きが集まり、誰かがギターを鳴らし、パルマがなり、歌い出し、踊りが始まる。そういった風景が普通にあります。

 

 

私の目標は即興のフラメンコの中に、パルマで入っていけること。すごく大変なのは知っているのですが、やっぱり憧れます^^

 

いいハレオのかけかた

 

ハレオ(掛け声)は、 フラメンコを盛り上げる為には欠かすことが出来ないものです。アーティスト同士がかけるもの、また、観客が盛り上がってかけるもの、それぞれの意思を伝え合うことで盛り上がっていきます。

 

 

ハレオは、 コンパスに乗せた間合い、ノリを分かっていればいるほど いいハレオになります。

 

 

ミュージシャンとフラメンコで会話している様な雰囲気になると、臨場感が出てきて盛り上がります。

 

ハレオが上手ければ、フラメンコとコミュニケーションが出来る

 

ハレオは応援したい気持ちを伝えたり、合図を送ったりするものです。

 

 

フラメンコ自体が、歌い手、踊り手、ギタリストがコミュニケーションを取りながら作り上げていくものですので、ハレオがうまく出来るようになってくるとフラメンコで会話が出来るといいます。

 

ハレオも音楽の一部、コンパスに乗せて発する

 

ハレオは掛け声には違いありませんが、あくまでも音楽として捉えるべきです。

 

 

音楽やコンパスに合わせてハレオを変えていったり、合わせていくと、しっくりしたハレオになります。色々なハレオがあるので、まずしっかりと覚えていくといいと思います。

 

仲間たちとプレリアパーティーをするとハレオがうまくなる

 

スペインでは、友だちがあつまり、結婚式やパーティなどで、ハレオやパルマでプレリアを歌って踊ります。

 

 

この時にハレオが出来れば、仲間の輪になり楽しむことが出来ます。プレリアパ-ティなどをする機会があればするとセンスが磨かれます。

 

フラメンコの要はカンテ

 

フラメンコは踊り手に目が行きがちですが(実際に私もそうでした)、要はやはり『カンテ』です。フラメンコの歴史的なものを見ても 歌が産まれて、そこへギターが加わるという感じで、まずはカンテがあります。

 

 

アメリカのブルースと同様、カンテはフラメンコの原点。ヒターノたちの過去の暗い歴史、ツラい思い、心の叫び、活きる活力を『歌(カンテ)』に詰め込んでいるのです。

 

 

ですので、私たちも『歌』によりそう、また、 歌で表したい物を踊りで表現する 必要があります。

 

 

ですので、 『歌をよく聴いて、感受性を高める』必要があります。振りに気を取られることがなく、歌を感じ取る余裕を持つ事が大事です。

 

 

振り付けばかりに最初は気を取られ、とてもカンテを感じることが出来ないと思います。しかし、フラメンコの深みを増すにはカンテの内容を知り、それに合わせて踊る必要があります。

 

 

振りを身体に叩き込んで、歌を聴く余裕を持つこと。これが大事です。

 

古いカンテを聴くと原点が分かる

 

カンテには古いものが沢山残されています。伝統的なカンテをたくさん聞いて、出来れば訳を知り、どういった事を謳っているのかを知るといいでしょう。

 

 

悲しい時、嬉しい時、それぞれの感情があります。当然ですが、私たち踊り手はその感情を踊りで表してあげます。

 

歌振りはカンテが主役

 

フラメンコでは常に踊り手が主役でありません。カンテが歌われている時はカンテが主役です。踊りが主役ではないので注意してください。

 

 

歌い手が 『どんな歌詞を歌うのか、どんなタイミングで入ってくるのか』 をしっかりと意識して瞬間的に判断することが大事です。

 

 

歌を普段からよく聴いて、曲の形式、構成を理解する。これが大事です。

 

 

カンテのニュアンスを掴むこと

 

同じ歌にしても 歌い手によってニュアンスが違います し、息遣い、テンションなどで曲の間合いが変化していきます。

 

 

歌のニュアンスが変わる場合、それに応じて私たち踊り手も表情を変化して踊る必要があります。

 

 

常に歌を聞き、余裕を持って臨機応変に踊りを変化させるスキルがあれば踊りにも、そして全体を通してプラスのステージを作ることが出来ます。

 

 

フラメンコ

自宅でもフラメンコを覚える事が出来ます